頭部だけ黒いトイレマークを紹介します。
髪は黒くないと!
そんなの時代遅れ!
発見場所:福岡市博多区 スーパー「トライアル 福岡空港店」
発見日:2007年12月16日
発見日:2007年12月16日
頭だけ黒は差別?
今回のトイレマークは、男性が青、女性が赤の一般的なマークかと思いきや、よく見ると、男女ともに頭だけ黒いんですね。
トイレマークを実際の人で考えたときに、体の部分は、青や赤の洋服を着ている、ということで済ませられますが、頭だけは、青や赤だと奇抜な印象です。
真っ青や真っ赤の髪の毛は、地毛ではいないということで(赤毛はありますが、赤毛はどちらかというとにんじん色ですもんね)、特に深い意味はなく日本人の大多数である黒髪にしたんでしょうけど…。
これによって、すごいセンシティブな問題に足を踏み入れてしまった感があります。
2017年には、大阪の府立高校で、地毛が明るい生徒が黒染めを強要されたことで損害賠償を求める裁判を起こしたことがニュースになりました。裁判はその後どうなったのか、調べてみても今のところどうなったのかわかりませんでしたが、2018年にはこの裁判の影響で古い校則見直しの流れになりました。
昔は見落とされがちでしたが、日本でも人によって地毛が明るい人はいます。
さらに国際化によって、様々な人種や特徴の人々が、日本にいるのです。
学校教育という一様性を重んじる場が閉鎖的になっていることで、その異様性が際立ってきた感じがします。
日本人のほとんどが、地毛は黒髪、それは間違いありません。
でも、見た目がどうであるかは日本人であることに関係ありません。
トイレマークも、利用者の見た目は関係ありません。性別は重要ですが。
立ち返って考えると、トイレマークの起源そのものが、「様々な人種や国、言葉の人でもわかるように視覚で図示できるもの」というコンセプトで作られているのだから、やはり見た目や人種などで限定するのはいかがなものか、とは思います。
……。
とは言ったものの。
ご当地トイレマークって、コレクションしていてとっても面白いんだよ…!
というパラドックスがトイレマークには常にあって、そこのせめぎあいをいつもしています。
日本の和の衣装とか…
海外だと海外の民族衣装ものとか…
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