日本料理店にあったトイレマークを紹介します。
意外とイチョウモチーフのトイレマークってよくあるよね
今回はたぶん銀杏で有名な熊本城前だからかな
発見日:2022年6月23日
提供:MO様
イチョウ背景のトイレマーク
今回のトイレマークは、イチョウ型の背景にたたずんでおります。
イチョウのモチーフのトイレマークって、意外と今までにいくつかありました。
東京大学の校章もイチョウモチーフなんで、それにもじったものもありました↓。
今回はおそらく、銀杏城と呼ばれた熊本城をイメージしているのだと思います。郷土料理店ですし。
画像:熊本城総合事務所HP https://castle.kumamoto-guide.jp/
文化的なところからイチョウというモチーフを採用したんだ思われるのですが、注目すべきはこのイチョウの木というのはオスメスがあるということです。
雄株と雌株があって、雌株の方にいわゆる「ぎんなん」ができます。
トイレマークにオスメスあるイチョウを採用するなんて、確信犯なのでしょうか…?ただし、葉っぱではオスメスは見分けられないようです…。
まろやかカラーな点にも注目
今回のトイレマークは、郷土料理店というかちょっと落ち着いた雰囲気の日本料理店でした。
そのせいでしょうか。色合いもビビッドなものではなく、くすんだ緑とくすんだ赤茶色が採用されています。
男性が緑なのは、イチョウの葉モチーフだからかな?とも思うのですが、女性は今までの例でいくと黄色もアリかと思いきや、赤茶色。イチョウは赤く紅葉はしないので、トイレマークの色に寄せた色だと思います。枯れ…てはないですよね。
そこをツッコミはじめると、ただのクレーマーになっちゃうので、ただ、トイレマークの色に準じたのだということにしましょう。
色を排すと文字に頼らざるをえない
今回のトイレマークは、手前の方では色なしのものでした。
すそが広がっている方が女性、そうでない方が男性という見分け方ですが、単体だと男性マークはちょっと見分けが不安になる形ですよね。タイトスカートをはいている女性の可能性も残されていますし。
裾が広がって明確にスカートをはいているとわかる女性マークと並んで初めて生きてくる男性マークです。
さらにこの男女の隣には、ベビーベッドのピクトグラムも同じ大きさにならんでいるうえ、「化粧室」「restroom」の文字も割と大きいサイズなので、情報がてんこ盛りです。
最近のトイレマークって、オストメイト、ベビーベッド…などさまざまに細分化された記号が並列にならんでいるので、古代エジプトの象形文字でも眺めているかのような感覚に襲われることもあります。それってもはや「文章」だろ、と思うのは私だけでしょうか。
(イメージ)
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