今回のトイレは、人の頭部ほどの電球に帽子をかぶせた姿で男女を表現しています。
トイレマーク…といっていいのかな?ちょっと迷うけど…。
そして実はコレ、何かと話題になったビルにあった表示なんです。
ご紹介します。
頭テカテカ、冴えてピカピカ
電球人間
発見日:2023年4月
提供:KT様
電球が帽子をかぶったトイレマーク
今回のトイレマークは、電球が帽子をかぶった形。
目鼻があるわけでもなく、ハッキリと人型として表現しているわけじゃないけど、でもやっぱり丸い電球が帽子をかぶっているこの姿は、人の頭部に見えます。
実はコレ、こんな形↓で、この電球の下にもうひとつわかりやすいトイレマークがあったんです。これは女性のほう。
なので、このマークはつまりもうひとつ別のトイレマークが存在したうえでの補助的なオブジェにはなります。
さすがにコレだけで男女表現されるのは判別難しいよね…。
もう一つのトイレマークに関してはこちらの記事もどうぞ
なぜ、帽子なのか?
ちなみに、なぜ帽子なんかかぶせてるの?といった感想になると思いますが、この映画館、基本料金(クラスA)は1人4500円と、なかなかリッチな映画館なんです。
入場料金にはポップコーンとソフトドリンク1杯がつき、シートはゆったりとした幅広のリクライニングシート、音響は坂本龍一氏プロデュースというラグジュアリーな雰囲気で映画を楽しむ所です。
さらには女性のパウダールームは…
なんか見晴らしいいし帽子かぶせてあります。ここでも登場するのが帽子。エレガントな感じ?(あっちなみにKTさんは男ですが、この写真は同行者に撮ってもらったそうなのでご安心を。)
赤い帽子は従来の女性っぽい表現ですが、白い帽子も入れてあり、配慮かな?とも思います。
ちなみに個人的には、パウダールームは、帽子より鏡周りに明るいライトが必要だと思うのですが…。夜は正面真っ暗と思うけど、どんな風になってんだろう?
ま、ラグジュアリーな空間に沿うものとしての帽子表現とみていいのではないでしょうか。
ジェンダーレストイレで話題になった歌舞伎町タワー
※イメージ
実はこのトイレマーク、「ジェンダーレストイレ」で話題になった2023年4月開業の歌舞伎町タワーの同じ建物内の映画館のトイレだったんです。ジェンダーレストイレが飲食店の立ち並ぶ2F、この映画館が9、10Fですね。
この「ジェンダーレストイレ」とは、従来のトイレのような男性エリア・女性エリアの壁を取り払い、すべての性が一か所に出入りするトイレ構造です。詳しくかくならば、男子小便器の個室とすべての性共用の様式トイレの個室2種類が立ち並ぶ造りです。
この構造なら、性的マイノリティの方も男女の二枠にとらわれることなく使えます。歌舞伎町という場所柄、幅広い性にも配慮…といった想定だったのだと思うのですが。
いざ供用開始すると、男性のあとに女性が使うし、男性の横の個室を女性が使う、その逆もあります。用を足すとき異性の目も耳も気になるし、衛生面も気になる。また、安全面を考慮し警備員まで配置しましたが、その使い心地に日本中の非難の的になり、オープン直後にはもうパーテーションで男女のエリアが区切られてしまう有様でした。
この顛末についてはいつかこのジェンダーレストイレのトイレマークが手に入ったときに詳しく綴ってみたいと思います。誰かこのジェンダーレストイレのマークを撮影してくれないかな?(九州住まい&友人少ないもんで…)
女性は紫色なのも面白い
また、今回注目なのがこのトイレマーク、女性が赤やピンクではなく、女性が紫色なんですね~。
同じ様な男性が青で女性が紫なのは過去に一度ありました↓。
でも、子どもが紫色なのも過去にありました。おそらくこれは、男性の青と女性の赤を混ぜた色が紫色なので男でも女でもというような感じかと思います。
あとは、男性の方が紫色のものもありました。コレはディズニーランドのふしぎの国のアリスのアトラクション前でした。
あとは女性のピンクの花に対して男性は紫の花なんてのも…
…と、女性が紫なのと子どもや男性が紫なのはどれも1~2回ずつです。同じくらい例があるので、まだまだ紫が女性とは言い切れない状態ではあります。
紫色は、性別を表す色としてこれからも見離せないですね!
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