トイレマークがオシャレ帽子!レトロ洋館の浪漫あふれるもの‐No.349

トイレマーク ■アクセサリー系トイレマーク

明治・大正のロマンあふれるトイレマークを紹介します。

黄金色に輝くシルクハット

美しく赤い帽子

発見場所:北九州市戸畑区 「西日本工業倶楽部(旧松本家住宅)」
発見日:2009年某日
提供:中村様
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金色のシルクハットと赤い帽子

トイレマーク

今回のトイレマークは、帽子です。

今までにも帽子はいくつかありましたが、今回注目すべきはその色。男性が金色なのです。金色と赤の組み合わせは、どんな帽子トイレマークにかぎらず、どんなトイレマークとしても初めてです。

金…ゴールドと来ましたか。プレミアム感は十分出ています。

ちなみにこれは、明治期に建てられた洋館「旧松本宅住宅」にあったトイレマーク。今も年に2度の一般公開のほか、結婚式などに利用されています。知人の結婚式に出席したという、私の友人の中村さんに写真をいただきました。

旧松本宅住宅とは

旧松本宅住宅とは、北九州市戸畑区にある明治期の建築物で、国の重要文化財に指定されています。実業家・松本健次郎(1870~1963)の自宅として建てられました。

松本健次郎氏は安川財閥の創始者・安川敬一郎の次男で、父の兄である松本家へ養子に入りました。アメリカ留学後、実父と「安川松本商店」を設立し、炭鉱経営、石炭販売に従事します。また、明治専門学校(九州工業大学の前身)を開設したり、安川電機の設立も携わっています。日本工業倶楽部理事、石炭統制会会長、日本経済連盟会会長などを歴任しています。

そんな彼が自宅兼迎賓館として建てた松本宅は、洋館・日本館各1棟から成ります。特に洋館は辰野金吾事務所の設計で、アール・ヌーヴォー様式のデザインで、随所にあしらわれた曲線が美しく、映画などでよくロケに使われています。

現在は西日本工業倶楽部の倶楽部館として使用され、パーティや結婚披露宴の会場として利用できるほか、年に2回一般公開もされています。

旧松本家住宅 - Wikipedia

いつの時代のトイレマーク?

 

トイレマークに関しては、いつのものか定かではありません。

しかしよく見ると、このトイレマークのあるガラスは見覚えがあります。

特に女性のマークのある模様ガラスは、昭和の家庭でよく見た柄をしていますね。ちなみに調べてみると、この模様は「蔦(ツタ)」という種類なのだそうです。知らなかった…。うちのばあちゃんちにもあったような(笑)。

昭和かな…と思いつつも、しかしフォントがきれいに整っているところや、帽子のイラストが細部まで細かく印刷できている技術などからみると、平成あたりのような気がします。

以上のことから推測すると、このトイレマークは、昭和~平成のものだと思います。現代も結婚式場などで使われる生きた洋館であるからこそ、レトロと現代のセンスがマッチしたものが見られるんですね!

LADYS?

厳密にいえば、LADYの複数形はLADIESです。

詳しくは以下ページを参照ください。

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つづりがおかしいトイレマークを紹介します。

 

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