民芸品のわらべ人形のようなトイレマーク!表情がたまらない!-No.1075

トイレマーク ――その他アート

今回見つけたトイレマークは、何といってもその表情が抜群にイイ!

見てくださいこの男児の顔!

なぜ故こんなトイレマークになったのか甚だ疑問ではありますが…、色々観察してみましょう!

……シブい…。

あんたそれ渋柿じゃないの?

発見場所:福岡市博多区 中洲かけ橋公衆トイレ
発見日:2023年10月22日

 

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わらべのトイレマーク

トイレマーク

 

今回の写真、見てください…。すご~くいい表情でしょう?

特に男児は、顔をしかめたような雰囲気すら見て取れます。女児も眉毛が一直線で何とも言えない表情です。

 

通常、トイレマークは「男」「女」がわかればいいわけで、表情まで細かく描く必要はありません。それなのに、この細かい描写。

もっと言えば、トイレ入口には補助する見慣れたマークも無く、これ単独だったので、ハッキリいって男女わかりづらいトイレマークだったんです。↓こんなの。(夕方だったので西日と影がヒドイですが…)。

でも、あえてそこをこのトイレマークで押し通す、強い意志を感じます!

 

また、このトイレの外壁にはそれぞれ同じように繊細に描かれた男女のマークもあったんです↓。

このマークの詳細はこちらのページへ↓

中洲の公衆トイレのマークが劇画風ですごい!モチーフは何?-No.1074
劇画調のトイレマークを発見したので紹介します。

 

なんだろう?有名画家とコラボでもしたのかな?

公共性よりオリジナリティを優先した、なかなか稀有な公衆トイレであります。

男の子は何をしている場面なのか?

それにしてもこの男児、口をすぼめているような雰囲気ですよね。

右手にはオレンジ色の物体。しかも先は少しとがっているっぽい。

 

コレ…もしかして「柿」じゃ…?

柿

 

一瞬、紙風船などのおもちゃかとも思ったんですが、カラフルではなく、オレンジ色だけ見えます。

そして左手には枝を携え、顔はギュッとしかめた表情。

いや~でも、これだけじゃ柿だと断定できない……。

 

と思い、同じ場所にあった絵が博多人形をモチーフにしてあったのを思い出し…↓

中洲の公衆トイレのマークが劇画風ですごい!モチーフは何?-No.1074
劇画調のトイレマークを発見したので紹介します。

 

今回も博多人形で調べてみました!

すると…似たような博多人形が過去のオークションで取り扱いがありました!

 

ただ、現在の商品が見当たらず、写真は持ってこれませんでした。

どうやらこれは正岡子規の柿を読んだ俳句をモチーフにした作品っぽいです。

が、「食えば鐘が鳴るなり法隆寺」は有名な句ですが、この丸々太った男児っぽくはないです。また、どうにも渋柿を食べたようなものではなく、正岡子規はまた無類の柿好きだったようなので、普通に柿をおいしく食べている場面なのかもしれません。

でも、でもでもこの表情……、「柿を取り、食べてみたものの”シブかった”」場面でもいいような気がします。

 

作者のセンスが光りますよね。

 

女児のモチーフは?

 

女児は一目であやとりをしているところだとわかりますね。

似たような人形を、やはり博多人形で見つけました。コレ↓。


(楽天)

人形もイラストも、何故か金髪に近い茶色の髪です。

でも、博多人形のマイルドな表情とは違い、このトイレマークはやはり、まつ毛バシバシで濃いですよね。

どうにも…絵のクセが強すぎてう~む…、なかなか著名な作家作とかっぽい雰囲気なんですけどね…。わからずじまい。調査は継続します。

 

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