ちょんまげのトイレマークを紹介します。

武士だぞ!えっへん。

それ本当に?
発見場所:熊本市東区 和食レストラン「庄屋」
発見日:2025年5月8日
発見日:2025年5月8日
ちょんまげトイレマーク
今回のトイレマークは、和食レストランにあったもの。
ちょんまげと着物なので、わ~和風レストランっぽ~い!と思ったのですが。。。
男性が着ている服に注目すると…、
この肩幅の広い服、”かみしも”だよね…???
……え、でも店名「庄屋」だよね……???なんて、色々疑問がわいてきました。
ということで、それぞれのアイテムなどについて検証しましょう。
かみしも(裃)に注目!
イメージ:イラストAC
辞典で「かみしも」を見ると…、
とあります。
一般的には、江戸時代の”武士”の正装とされる服です。
そのなかでも「長裃」、足よりも長いすそで、遠山の金さんがお白洲で引きずって歩いてるアレは、旗本以上の大名に許された正装だそうですが……
今回のトイレマークを見るに足は出ていて普通の丈なので「半裃」ですね。
これも当初は武士の正装らしいですが、のちの世になると「半上下は庶民にも公務や冠婚葬祭などには着用が許された。」とあります。
なので、武士も庶民も着ることができた服装ではあるようです。かしこまったときですけど。
「庄屋」とは
イメージ:大庄屋北川村中岡慎太郎館(写真AC)
今回の店名「庄屋」の本来の意味を見ると、「庄屋」は農民を管理する農民代表、といった具合のようです。でも、武士より経済的に裕福で、広い屋敷に住み、広大な農地を保有したりしていたよう。いわゆる「豪農」ってやつでしょうか。
各地に残る立派な日本家屋は、だいたい庄屋さんのものだったりします。
なので、今回のこの男性トイレマークを推測するに…

武士より金持ちな村の権力者で、江戸時代のあとのほうになって農民にも許された”かみしも”を着て、かしこまっている様子?ですかね。
そして、女性は…

ジャラジャラがついたかんざしをつけています。
花かんざしは一般的に若い娘がつけたりするので、これは庄屋で大事に大事に育てられているお嬢様でしょうか?
そんな感じの、なかなか奥が深いトイレマークということで。
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