便器イラストのトイレマークを紹介します。
これが本当の「トイレマーク」。
発見日:2018年2月某日
提供:B様
便器の形のトイレマーク
今回のトイレマークは…人物ではありません。
便器そのまま描いた「トイレ」マークになります。
昨今は性の多様性も意識されて色々と表現が難しくなってきていますからね。
性別をどう表現するか?ジェンダーとは?なんてことを考え始めると、キリがないわけで。私もトイレマーク写真を毎回アップするのに、どこまで突っ込んでいいのか、考えるようになりました。
そういうわけで、今回のトイレマークは、ある意味正解を提示してくれるものだと思います。
ここはただただ、用を足すところ。
便器の場所。
シンプルイズベストです。
FOR ALLの示すところ
このトイレマークは「FOR ALL(誰でも)」と書かれているのも魅力のひとつ。
小さなカフェなのでトイレは個室ひとつ、というところなのでしょうが、「ALL」という表現が男も女も、そしてそのどちらでもない性も、というニュアンスが含まれていて、改めて気づかされます。
従来のトイレマークは、男女の姿を描くことで遠巻きにトイレを表現してきたのですが、それには男か女、二択といった面も暗示していました。そうでない場合もある、というところは理解できますがそれをどう表現するのか?というのはトイレマークの課題です。
新しい中間の人物を作ったりして表現することもありますが、これはこれで、当事者たちはその中間の人物だと表明したい人ばかりでもなく、そしてその中間という表現が正しいのかもまた微妙なところで。端的にマークでは表現しきれないところでもあるようです。
詳しくはこちらもご覧ください。
そんなわけなので今回のように性別が絡まない便器を用いて、「FOR ALL」というのは、なるほどな~と思いました。モチロン、このFOR ALLというのは、子どもや身障者なども含むのだと思います!
ジェンダーレスなトイレマークについてはまた勉強して詳しく取り上げることができたら、と思います。
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