男女同じ形のトイレマークを紹介します。
別に私、スカートを履かなくてもいいと思うのよ。
おう、お前の好きに!
発見日:2008年7月26日
男女同じ形のトイレマーク!
今回のトイレマークは、何と同じ形!
色だけが違います。
形だけを見ると、一般的には男性の形です。
でも頭も尖ってて、単体だとトイレマークというよりは…矢印?
女性のこのマークだけがあったのなら、ちょっと考えてしまったかもしれません。
でも実際は、男子トイレと女子トイレが二つ並びで、マークも並んでいたので、特に違いに気づくこともなく、色分けだけでトイレを判断していました。
で、この時カメラを向けて初めて「アレっ」と気づきました。
今まで複数回このトイレを使ったことあったんですが…、今更気づくという。
以前、トイレマークが男女逆になったものも、カメラを向けて初めて気づいたということがありました…。
人はほぼほぼ、色だけでトイレの性別を判断しているのかもしれません。
このトイレマークの危うさ
男女を色だけで分けるトイレマークの場合、危険なことが2つあります。
一つ目は、青と赤の色分けに、ハッキリとした男女の根拠がないということ。
男=青、女=赤という色分けは、当たり前のように日本人の私たちのイメージに刷り込まれています。しかし、私も今まで結構調べてはいるのですが、どうもこれまで断定できるような男=青、女=赤の根拠が見当たらないんですよね…。う~む…。そのため、もしかしたら、逆の男=赤、女=青の文化があって、その文化圏の人が来た場合、間違って入ってしまう可能性がある、という面があります。
男女の色分けについては下記ページもご参照ください。
二つ目は、「色覚多様性(色覚異常)」の方がわかりづらいかもしれない、という点。
色覚多様性の方の中には、赤と緑が区別がつきづらいという方もいるそうです。
今回のトイレマークの場合…男性が緑のような青のような色をしています。
もしわかりづらい方の色だった場合、見分けがつかない、という恐ろしい事態になりかねないトイレマークです。ハッキリ言って、意味ない…。
何故に男女同じ形…?
こういった男女同じ形、という事例は、以前ニュースなどでも取りざたされた、愛知県大府市のトイレマーク問題を思い起こします。
この問題とは、2000年に市役所の庁舎を建設した際に大府市は、「男女共同参画」の視点から、業者から提案されたデザインの中から、男女ともに便座に座っているトイレマークを採用したというもの。しかし同じマークでわかりづらいと、ネットやテレビで話題になったものでした。
これですね。
大府市はすったもんだの末、現在は一般的なトイレマークにしているそうです。
詳細は以下ページをご覧ください。
今回のこのトイレマークも、「男女平等」といった感じで採用されたマークなのかしら?
一応、今回のマークがあったのは市立大学のキャンパスだったし、アカデミック的な面でも男女同形にしてみたのでしょうか?
しかし気づいている人はどのくらいいるのやら…?
といった、なかなか考えさせられるマークなのでした。
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