トイレマークが青年と若妻?この組み合わせって何…?‐No.264

トイレマーク ――歴史ものアート

青年と既婚女性と思われるトイレマークを紹介します。

早く大人になりたい

もう私嫁いだもの

発見場所:北九州市小倉南区 焼き鳥店
発見日:2008年11月22日
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髪型から見る二人の正体

今回のトイレマークは、髪型により推測される正体が気になります。

だって、男性は若者っぽいですけど、女性は既婚のようですもん。詳しく見てみましょう。

まず男性。

ひとつに結わえてはいるけど、頭の上を剃った「月代(さかやき)」を作っていません。

江戸時代には今でいう成人の儀の元服のときは、頭の上を剃って月代を作ることが一般的になったようで、これは明治の断髪令まで続きました。月代がないのは公卿、浪人、山伏、学者、医師、人相見、物乞いとされます。
なので、このトイレマークの彼は浪人や学者、医師の特殊な職業だった可能性はありますが、多くの人口を占めていた武士や町民、農民だったと考えれば、単に若いのでは?という推測がたちます。

 

一方で女性。
この結い方だと、後ろで丸く結ってありますね。

 

こうしてうしろのまげが丸いものは「丸髷」といって、「既婚女性がする髪型」でした。

イメージ

未婚女性は、島田結が一般的です。

島田結は、こんな感じで折り返してあるそう。

 

ということで、何この二人の関係…。

子どもと母親か?とも思いましたが、女性の結わえている丸髷は、年齢が若いほどまげが大きいそうです。

 

 

結構…大きいよね?

 

ということで、青年と若妻という推測ができます。

 

 

………。

 

 

トイレマーク

 

禁断の愛か?この二人の運命やいかに?

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