トイレマークが半分立体の石像アート!白い彫刻はバリ風?‐No.642

トイレマーク ――その他アート

立体的に作られたトイレマークを紹介します。

ウッス!二本指でポーズ!

ハリセンではたこうか?

発見場所:熊本県上天草市 おみやげ処「藍のあまくさ村」
発見日:2014年2月16日
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白い石像によるトイレマーク!

トイレマーク

今回のトイレマークは、白い岩だか石膏だかを掘って、半分立体状で表現してあります。

スゴイ…でもこれ、何モチーフでしょう…???と思って、色々と考えてみました。この物産館は天草という場所にあって、外に天草四郎のとても大きな像が立っています。

天草四郎

天草四郎…かな?と思って、見比べてみましたが…

着物ではないし、どうやら違う様子…?

場所柄、海の神とかかな…と思って、日本神話を調べてみると、ワタツミをはじめ、スサノオノミコトなど海に関連する神は様々にいますが、日本神話なら古代の服装をしていそうです。

しかしこのトイレマークを見ると日本の衣装というよりは、ギリシャとかそっち系の外国の像にも見えます。しかしギリシャ神話などから考えても、海の神ポセイドンなどなら三つ又の鉾とか持ってそうですが、そうではなく若者のように見えますね。

対になりそうな女神も…よくわからず。扇子のようなものを持っており、ポニーテールにしています。

では、どこのどんなものをモチーフにしたのか…?と頭を抱えましたが、ひとつ、思い当たるものがありました

それが、この彩色もしない白い石像という素材から少し思い当たったのが、バリの白い石像です。

これは、バリで取れる白い石灰質の石で作られた像のようで、バリ風の建物ではよく装飾品として見られます。お土産などでもいくつか見られますね。

イメージ(楽天)

そういえば、この施設ではバリチックな装飾なども少しあったような…。

そうなると、日本やギリシャではなく、バリの神話モチーフというのが有力視されてきます。

バリの神話?

バリ・ヒンドゥー教のブサキ寺院(ii_tomoakiさんによる写真ACからの写真 )

バリでは国民の9割が、バリ土着の宗教とヒンドゥー教が融合した「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しているようです。

バリ・ヒンドゥー教にはまず「唯一神」、「絶対神」とされる「サンヒャン・ウディ・ワサ」がいます。

それに属するとされるのが3人の有名な男性の神「シヴァ(破壊神)」、「ブラフマー(創造神)」、「ヴィシュヌ(生命神)」です。彼らは本家インドのヒンドゥー教でも有名な神々ですが、それぞれの妻である女神もバリでは厚く信仰されます。

妻はそれぞれ、シヴァの妻「ドゥルガ(ランダ)」、ブラフマーの妻「サラスワティ」、ヴィシュヌの妻「スリ」です。この女神「スリ」は、バリ独自の神です。また、女神「ドゥルガ」も、バリでは魔女の女王ランダという裏の側面も持つなど、バリ独自の味付けが結構あるみたいですね。

バリでは3組の夫妻が信仰されているなんて、トイレマーク的にはとても興味深いです!

 

で、どの神かな…?と思い、一通り男性神の姿を見てみたのですが、

シヴァ(額には目が描かれる)

(楽天)

 

ブラフマー(4つの顔がある)

(楽天)

ヴィシュヌ(一般的には4本の腕がある。ガルーダという鳥に載った姿で描かれることも多い)

(楽天)

やっぱ神だけあって、その姿は顔だったり目だったり腕だったり、人間よりも何かもうひとつ付いた姿で描かれることが多いようです。

結局、バリ風の男女?

このトイレマークをしっかり見てみると…男女ともに、シンプルな服装をしてはいます。

バリのお土産品には、こうした「カップル」をモチーフとしたパラスストーンと呼ばれる彫刻がいくつかあります。

 このトイレマークも、この類のモチーフの可能性は大いにあると思います。

それにしても、男女ともにピースサインをしているようなので、この意味がわかれば面白いと思ったのですが、わからず終いでした。

しかしこの像は、男性も胸があるようにも見えなくもない…。髪型もよくはわかりません。

改めて現時点ではモチーフが不明なトイレマークなのでした。

何かわかり次第、追記したいと思います。

 

 

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