ちょんまげと垂髪による男女の頭部だけのトイレマーク!‐No.805

トイレマーク ――歴史ものアート

頭部だけのトイレマークを紹介します。

まげはいつでもキレイに結っておかないとな!

私は髪は丁寧に梳いておくわ

発見場所:新潟県上越市 「高田城址公園」
発見日:2014年4月12日
提供:Iwashi様
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頭部だけのトイレマーク!

今回のトイレマークは、頭部だけです!頭部は頭部でも、昔の時代の頭部。

男性はちょんまげ、

女性は髪を下ろしている姿のようです。

ちょんまげをしているところから見ると、江戸時代なのかな~?と思うのですが、江戸時代の女性ってドラマなどでは髪は上げていたイメージですよね。


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どの時代なんだろう?

どの時代の誰をイメージ?

これらトイレマークは具体的にどの時代をイメージしたのかと思って、場所など背景をみてみました。

このトイレマークがあった「高田城址公園」は、1614年に徳川家康の六男である松平忠輝がこの地へ築いた高田城の跡です。しかし忠輝は2年で改易となり、その後も城主が様々に変わる藩となりました。もともと冬が厳しい土地のうえお家騒動などでマイナスイメージがつき、不始末を犯した大名の懲罰的な転封先のような位置づけになっていったそうです。

ということで、具体的な城主は誰か、というと、やはり初代当主の松平忠輝が一番有力だと思います。なんてったって家康の息子なので。

松平忠輝(wikipediaより)

そして、上越市のホームページで面白いものを見つけました。

城下町高田の魅力PRのため、2019年に「松平忠輝公&五郎八(いろは)姫」イラストの配布を始めたようです。それがこれ↓。

 

うわ~キラキラ☆彡。

現代風にアレンジされているので、忠輝は頭頂部を剃る月代(さかやき)をつくらない髪型ですが、こんなイメージなのかと。

しかし上越市が高田城をこのキャラクターで勧めているってことは、このトイレマークはもう忠輝夫妻で決まりですね。

この松平忠輝公と五郎八姫の詳細については、ここにあったもうひとつのトイレマークとともに紹介いたします。

家康の六男・松平忠輝と妻・五郎八(いろは)姫モデルのトイレマーク?‐No.806
松平忠輝と五郎八姫について解説します。

女性の髪型は?

そして、女性の髪型を調べてみると、江戸時代の初期は武家の女性は髪はまだ下ろしていたようです。

↓こちらは家康の妻の朝日姫の図。秀吉の妹です。

朝日姫

武家や町民の髪は上げるようになったのは江戸時代の中期頃からのよう。ただ、公家のお姫様は垂らして下の方でひとまとめにしていたそうです。

ということは、このトイレマークの女性が髪を垂らしているのも納得ですね。

 

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