イチョウの葉っぱによるトイレマークを紹介します。
まだ青い僕…
もう熟した私…
発見日:2017年10月某日
提供:Y様
イチョウの葉っぱのトイレマーク
今回のトイレマークは、イチョウの葉っぱの形を全面に描かれています。
男女ともに形自体は同じ。ただ、色のみが違います。
男性は緑、
女性は黄ですね。
色づいたか色づいていないかの違い。
ちょっと面白いですよね。女性が色づいたけど男性は青いまま。何かの隠喩?
実はこうしたイチョウの葉のトイレマークは以前にもあったんです。
↑こちらは、葉の向きも男女で異なっています。男性が上に葉が広がった扇型、女性は末広がりの形です。これは、トイレマークによく使われる胴体の表現と一致しています。また、うっすらと頭部のような球体も見えますね。
イチョウの葉でトイレマークを表現したものが二度もあるとは…。
葉っぱで表現するってメジャーではないとは思うのですが…。この葉の特徴的な形や色が、何かしら人と重ねたがるのでしょうか。
緑色と黄色をトイレマークに使用している
そして今回は興味深いことに緑と黄を唐突に使用していますね。まあ、イチョウの葉がそうなんですけど。
しかし緑色と黄色って、一般的には男女は青と赤なので男女の色分けから考えるととてもマイナーな配色になります。
まあ緑色は…青とひとまとめにしてあった過去もあるので、なんとなくは理解できます。
しかし黄色はというと、一般的に女性の色かといわれれば、う~ん?と首をかしげるかもしれません。
今まで女性が黄色っぽかった例は以下のようなものでした。
いずれも赤から退色したかのような黄色です(定かではありませんが)。
今までに黄色がトイレマークに使用された例を考えると、青でも赤でもない色として「子ども」として使われたものはありました。
こうしてみると、黄色というのは「女性の色」だと断言するには難しい気がします。
ただ、暖色・寒色という観点からみると、黄色も赤も暖色というカテゴリではあります。
う~ん、やはり今回黄色が女性の色として使われたのは、積極的に女性が黄色をとってきたのではなく、青か黄色かというと、どっちかというと…という感じで男女あてはめたのが正解ではないかと思われます。
小さく帽子も描かれている!
今回のマークで面白いのが、男女それぞれ申し訳程度に帽子の形も描かれているということ。
しかも塗りはなく、輪郭線のみで超控えめです。塗ったのなら、↓のマークのようにより見やすくすることは可能でしたはずです。
でもそこはあえて輪郭のみにとどめているのが好感をもてます。あくまで男女の判別は葉っぱを使え、ということでしょうか。でも、女性の帽子はつば部分がちょっとひるがえっていて、ひと工夫加えてあるのがイイですね!
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