「男子・女子」の「子」について解説します。
僕らいつまでたっても
男子・女子☆
発見場所:福岡市中央区 「サンセルコショッピングセンター」
男子・女子の「子」って子供?
小学生のときは当たり前のように使っていた「男子・女子」。当然、「男の子・女の子」の意味で使っていましたよね。
でも、おとなになって世に出てからも、しばしば目にする「男子・女子」。一例には、男子ゴルフ・女子ゴルフ、男子アナ・女子アナ、男子更衣室・女子更衣室…と様々にありますね。そして一番目にするのではないかと思うのが、男子トイレ・女子トイレの表現です。
大人になっても男子女子?なんて言われたりしますが、この「男子・女子」「子」という表現は、調べてみるとどうやら「こども」の意味とは違うようです。
それは「接尾辞」といって、言葉の後ろにくっついて「人」であったり、「者」であるものを指す言葉となるようです。
この場合の「子」は、成人した者も指し、男子→「男である人」・女子→「女である人」です。
ということで、何歳になっても女子会☆は可能です。
「男子女子」は何歳まで?
日本語での「男子女子」の「子」は、「人」の意であることはわかりました。
それでも私達の一般的なイメージでは、大人が「男子・女子」と名乗ることに抵抗があるようです。
それは、特に「女子」という言葉が、一種の「学生・学校(限定)用語」であるという位置づけの用法がこれまで広く用いられてきていたと、NHK放送文化研究所の記事で述べてあります。
学校生活を通して「女子・男子」という言い方を頻繁にするのに、社会に出ると急に使わなくなるということから、「『女子』は学生用語」という認識が強くなるのだとか。
そう言われると、社会に出ると「女子ゴルフ」「女子トイレ」などの定形しか言いませんね。
同じ記事では「男子女子は何歳まで?」ときいたアンケートでは、「高校生まで」という結果があります(695人による回答)。つまり18歳まで、ということでしょうか。学生用語として使われてきているため、学生くらいまでのイメージがあるようです。
でも、今はオトナの女子会が世間に広まったせいか、以前より激しい「女子」の上限のせめぎあいがあるように感じますね。
参考記事:
NHK放送文化研究所 「女子は何歳まで?」2009.12.01 https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/131.html
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