英語で王様や女王様をYour majestyって呼びかけるのはなぜ?-No.617

トイレマーク ■アクセサリー系トイレマーク

先日見つけたある飲食店のインテリア。王冠にhis、hersと書いているものでした。

王様にhisといえば、英語の映画などでは王様または女王様を呼びかけるとき、目の前なら「your majesty」、いない場所で言うとき、王なら「his majesty」、女王なら「her majesty」なんて呼びますよね。

目の前にいるのになんか変な呼びかけです。

今回はそのことについて調べてみました。

王の権威の象徴

冠って男女あるのかしら

発見場所:熊本市中央区 イタリアンレストラン
発見日:2013年11月18日

王にYour majestyと呼びかけるわけは?

トイレマーク

「Your majesty」は、日本語に訳すと「陛下」となります。王や女王に呼びかけるときに使われます。

majestyという単語は、単体だと「威厳、尊厳」といった名詞になります。

majesty
1(不可算名詞) 威厳、荘厳.
2(不可算名詞) 主権、至上権

 

つまり、直訳すると、「あなたの威厳」。変な感じですがこれには理由があります。

それは、畏れ多くて、直接には呼べないのです。

そのため、王もしくは女王の威厳に対して話しかけているという体裁です。

また、その場にいなくても、王は「He」ではなく「His majesty」、女王も「Her Majesty」と呼んでいる次第です。え~そこまで~?なんて一瞬思いますが、日本の私たちを考えた場合、やはり天皇陛下は呼び捨てではなく、自然と「陛下」、とつけて呼びますね。それと同じことだと思います。

ちなみに、日本の天皇陛下は、皇帝、王の中の王という意味が入った「His Imperial Majesty」という特別な称号を使われるそうです。なんだかスゴイですね。

その他の敬称は?

王様、女王様はmajestyですが、ほかにも敬称があります。

highness(ハイネス)

皇族・王族など高位の方に使うhighness。日本語では「殿下」と訳されます。

そのなかでもイギリスの皇太子や、ルクセンブルクの大公などごく一部の高位の方はただの highnessではなく「royal highness」の称号となるそう。この「his royal highness」は「H.R.H」と略されたりもします。この「H.R.H」の称号を、ヘンリー王子・メーガン妃に使わせるか否かでイギリス王室やマスコミは揉めていました。結局使わないということで決着したようです(2020年現在)。

holiness(ホリネス)

holinessはローマ教皇への尊称。日本語では「聖下」というらしいですが、聖職者の高位の方に使う「猊下」と訳されることが多いそうです。

excellency(エクセレンシー)

excellencyは、大統領や首相、政府高官、大使などに使われます。日本語では「閣下」と訳されるそうです。

 

…という感じで、色々と興味深い敬称問題なのでした。

イタリア料理店にあったインテリア

ちなみに、このマークは、イタリア料理店にあったインテリア。スミマセン、当サイトは毎回トイレマークを取り上げているのですが、今回は実を言うと、トイレマークではないんです。

インテリアとして店内に飾られていたんですが、男女そろっているし、トイレマークとしてもいけるな~と思ったのと、何といっても「HIS」「HERS」という表示が、成程な~!!と、個人的にいたく感動いたしまして。

今回特例としてご紹介するにいたりました。異論は受け付けます。

王冠に男女の違いがあるのか?

ここまできて一点、抑えておかないといけないことがあります。それは、女性は「HERS」となっている点。「彼女のもの」ですね。この王冠は彼女のもの、と言いたかったのだと思います。ということは、男性の「HIS」は「彼の」ではなく「彼のもの」のHISですね。どちらも同じHISなので男性だけならわからなかったと思います。つまりこのマークは「his majesty」「her majesty」を言いたかったのではなく王冠が男女どちらかのものと言いたかった模様。

 

そうくると、王冠って、男女で形が違うものなのか…?と思い調べてみると、このHISとなっているものは、形状からして、イギリスの王家で戴冠式の際にかぶられている「聖エドワード王冠」ではないかと思われます。

(画像:Wikipediaより)

 

しかしこれは戴冠式の王冠なので、現在のエリザベス女王もこれをかぶっています

HISとは…?「聖エドワード」でしょうか?

ちなみにこの王冠の由来は、エドワード懺悔王(1004頃 – 1066年)がクリスマスにかぶったのが起源とされています。以前のものはイングランド内戦時にクロムウェルによって破壊されたので、現在のものは1661年に制作されたものが元になっているそう。

 

一方で、イギリス王室にはもうひとつ、「大英帝国王冠」というのがあり、これは、先の聖エドワード冠が約2.2㎏と重すぎるので、ヴィクトリア女王が戴冠する際に、少し軽めに作ったというもの。あ、これがHERS王冠かな?と思い、画像を見ると…

(画像:Wikipedia)

 

 

 

違うじゃん……。

もうわからん…。

このほか、女性がかぶる王冠といえばティアラが思い浮かぶと思いますが、この絵はティアラというにはゴツすぎます。ベルベットの帽子状の部分がついてない種類の冠で、王ではなく貴族の「宝冠(コロネット)」かとも思いましたが、よくわからず。

でも、イギリスにはたくさんの王冠・宝冠があって、場面で使い分けているそうなので、この冠の元になったものを見過ごしていたのかもしれません。

しかしそもそも、イタリアンレストランなのに「HIS」「HERS」のイギリスの王冠ってなぜ?というよくわからない状態になっています。でも、そういえばここへ来た時も、日替わりランチ(肉)にかきあげとか出されたので、なんか…色々何でもアリな店なのかも…。

とりあえず、この王冠についてはこれからも調べていきたいと思っています!

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