今回のトイレマークは、私も久々に「おぉおッ!?」となった、正直何を表現したかったのかわからないトイレマークです!
サリーちゃんのパパみたいな髪型。
ゆるキャラじゃないわよ、服の飾りよ。
発見日:2024年6月16日
提供:M様
ナニコレ?なトイレマーク
今回のトイレマーク……。
本当に、「ナニコレ?」ですよね。
男性の足首はボンボンのような飾りがついてて、しかも頭部は二つに分かれてる。「ジョーカーなのか?」とでも言いたくなるようないでたちですよ。
女性も女性で、胸元の飾り?も顔に見えるような形なのでハニワのようでもあります。胴体だけで「ゆるキャラ」のよう。
何なのかコレは…。キャラクターだろうか?と思い、画像検索しましたが、引っかかるものはありませんでした。
そして一番解せぬのは、これがあったのが、名古屋城ということ。
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金のシャチホコ輝く名古屋城前のトイレ入口の床面に見えるこのタイルが、今回のトイレマークですよ。
なんでこのピエロのようなトイレマーク…?不可解です。
「TYK」とは?
何かほかにヒントになるものは…?と思い、よく見ると、トイレマークの右端に「TYK」という刻印がありました。
「TYK」を調べてみると、「東京窯業」という岐阜県多治見市に本部を置く、耐火物製品やセラミックなどを扱う企業が検索に上がってきました。
岐阜…名古屋と近いしね。
そして、コレ、一応タイルだし…。この企業が製作した可能性は高いです。
「TYK」の沿革を見てみると、1947年にレンガ会社が合併して「東京窯業㈱」として始まった企業で、それから徐々に拡大、「TYK」という社名になったのは1988年だそう。しかし、1982年にはアメリカに「TYK Co, Inc」を設立しているようなので、すでに名乗ってた可能性はあります。いずれにせよ、このタイルは1980年代以降に設置されたものなんでしょう。
でも、何故にこんなデザインなのかはわからずじまい。
名古屋周辺の皆さん、ご存じですか……?知ってたら教えてほしいです!
ほかの城のトイレマークは?
今回、城でこんなピエロトイレマークが意外だったのは、今までの日本の城はたいてい、和の姿だったからです。当たり前ですけど…。
今までにあった城跡のトイレマークは↓以下のような感じ。
【小田原城】
【唐津城】
【高田城址公園】
【広島城】
でも、もちろん例外もあります。
【川越城】
【広島城】
これらは、城跡は現代、公園としての使われ方もされているがためだと思います。こうしてみると、自由度がいい感じですね。
余談)男性のこの頭…「エナン」をちょっと思い出す
それにしても、男性のこの頭、サリーちゃんのパパみたいな頭してますが…。※この写真では一番左がサリーちゃんのパパ
この頭を見てると、過去にちょっと色々調べた記事を思い出しました。
それが、コレ。エナン。↓
古いヨーロッパの貴族の「女性」がつけたかぶりものなんですが、なかなかインパクト大の絵があって、ずっと印象に残ってます。↓↓↓。
ロジェ・ファン・デル・ウェイデン「ポルトガルのイザベラの肖像」 画像:J.ポールゲッティ美術館
すごいですよね。久しぶりに掲載してみました。
こんな普段じゃ絶対知らないような服装も取り扱えるので、トイレマークは面白いんですよ。
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