先日、げぴこ様からいただいたトイレマークは、見たことがあるもの…と思いきや、よく見比べてみると、カップルの組み合わせがいつもと違うことに気づきました!
合わせて女性の姿について考えていくととても興味深かったので紹介します!
お侍さんだと新鮮だわ!
彼女、別の男性との目撃情報が多数なんだけど…。
発見日:2021年3月6日
提供:げぴこ様
さむらい男性とおかっぱ着物女性のトイレマーク!
今回のトイレマークは、おかっぱヘアに小袖姿の女性と、ちょんまげに肩のせり出した裃(かみしも)をまとった武士と思われる男性の組み合わせです。それぞれ、似たマークは既出ではあります。
今回の男性マークに似たものは一度登場しています。
島根県出雲市にはいくつかこの形のマークがあるようです。こちらは頭部はまんまるですが、胴体は似ていますね。
このときは、女性マークは今回のものよりもさらに短いボブヘアでした。ここまで女性の髪型が短いと、もう近代になってからの姿なのかな?と思っちゃいます。
一方、女性マークに関しては、今までいくつか似たマークが登場してきました。
でも、いずれも男性は似たような姿をしています。「冠」のようなものをかぶった「公家」のようないでたちですね。
さては、女性が公家からお侍に乗り換えたか…???
たくましい男性のがお好き?
女性はどんな身分の人なの?
ちなみに今回の女性は、上記の通り、幾度か似た女性が登場しちゃっていますが、前髪を作ってあるっぽいところが特徴的ですよね。パッツンですもん。
ちなみに、女性のこのおかっぱヘア、現代であれば着物と組み合わせるとオシャレな髪型で違和感はありませんが…
しかし、江戸時代以前はこの髪型にしている人は限られていたようで。
この髪型は、「尼剃ぎ」と言って、たいていは「市松人形」に見られるようにまだ成人前の少女たちであったり…
出家した”尼僧”がこの髪型にしていました。
そう考えると、「少女」だったり「尼僧」が、トイレマークとして「女性一般」を表現しているということになります。これはとても興味深い状態ですね。
いやいや、女性マークは現代の女性かな?と見ることもできますが、このペアになる男性マークが、今はしない「冠」だったり「ちょんまげ」であることを考えると、ある程度は歴史に沿った姿なのかな~?と思います。うーむ…なんだか奥深い。
ま、トイレマーク製作者はそんなに深く考えてはないと思うんですけどね!
興味深いトイレマークをご提供いただいて、げぴこさんありがとうございました!
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