スカートをはくスポーツはどんなものがある?-No.1101

トイレマーク ――四肢アリピクトグラム

今回のトイレマークは、所用で訪れた、日本体育大学の校舎内で撮ったものです!

さすが日体大、でっかい立派な体育館がありました~!

そしてトイレマークもただ立ってるだけなのに、アクティブな感じがしてカッコいい!さすが体育の大学だな~~~!

…なんて感心しきりだったのですが、ふと、女子がスカート姿なことに、「コレは…具体的にどんなスポーツしてる子なんだろう…」と思ったので、スカートの女子スポーツについて調べてみました!

あえてのスカート。

女子自ら着る分はいいわよね

発見場所:東京都世田谷区 日本体育大学
発見日:2024年8月5日
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女子がスカート(スコート)を着るスポーツは?

写真ACよりの写真

陸上や水中、氷上までさまざまな種目があるスポーツ。

競技の際に着るスポーツウエアは、当然のことながら動きやすさが重視され、基本的に男女ともにパンツスタイルが多数です。しかし、そんななかでも女性のスカート着用が見られるスポーツはいくつかあります。

  • テニス
  • バドミントン
  • 卓球
  • ゴルフ
  • チアリーディング
  • ラクロス
  • フィギュアスケート  ……等

ですね。

 

フィギュアスケートやチアリーディングなどはスポーツウエアというより、どちらかといえば「衣装」の要素も入っています。

こういった芸術性も競われるような競技は、女性はより優雅さ・華やかさなど、女性であることを強調するような服装となることも納得できますね。

しかし、球技はどうでしょう。

 

動きやすさを考えれば、なぜ「あえてのスカート」なんだろう?というところはあります。

代表的な例でいえば、テニス。

以前の記事でも触れましたが、これは、”貴族のスポーツ”だったテニスの女子大会の始まりがスカートだったため(といっても当初はロングスカートでしたが)、その伝統にのっとって、今に至るまでスカート推奨(もしくはスカートにみえるショートパンツ)だそうです。

テニスのスコートについて!スカートとは違うの?‐NO.345
テニスウエアのスコートについて紹介します。

 

「伝統」。

スポーツの「合理性」と、「伝統」はいつの世もせめぎ合いの中にあるようです。

”伝統”を頑なに守るテニス

テニスについては、コートのなかでは「テニスウエア」に限定されています。そのほかにも厳格な規定があり、コート内でTシャツでいることもできません。

そんななか2018年全仏オープンでは女王セリーナ・ウィリアムズが、体にぴったりとした全身黒の”キャットスーツ”で戦い、物議を醸したことがありました。

セリーナは出産後の血栓予防のためにピッタリとしたスーツを着用していたものの、「度を越している」「選手は試合と場所に敬意を払わなければいけない」と運営側に次年度からのキャットスーツの禁止を通告されました。

その後セリーナは一転、全米オープンではバレエの「チュチュ」姿で戦いに挑み、話題になりました。すごくウイットの利いた返しですね。

セリーナは、「チュチュで好きなのはすごく女らしさを感じるところ。私がいつも言っている『強いと同時に美しくなれる』を体現している」と語ったそうです。

スポーツする女性は「強さ」だけでなく「美しさ」も同時に求められるようです。なかなかハードな状況ですが、逆境も乗り越え、単に競技に強いだけではない、存在のしなやかさを感じますね。その「美しさ」の判断のひとつとして、スカートはあるようです。

 

スカートは「魅力的?」

トイレマークイメージ:写真AC

バドミントンに関しても、2012年のロンドン五輪の前に、バドミントン連盟が「注目度の向上」と「魅力的に見せるため」女性選手はスカートかワンピースを着用を義務とするか議論になったことがありました。

しかしこれはやはり「性差別」として世界中でかなりの反発があり、結局スカート指定は無期限延期となりました。

「スカート=魅力的」として改めて設定するには、やはり「性的視線」があるように思えますね。テニスならまだ「伝統」の側面もあるんでしょうけども。

結局は「強制」か「自ら」か


イメージ:楽天

一方で、2000年代に卓球で活躍したプロ卓球選手の四元奈生美氏は、「地味なイメージを変えたい」として、自らがデザインしたスポーツウエアで大会などに出場していました。

四元選手の服装は片方の肩を出すワンショルダーやフリルのついたスカートなど様々。メイクや髪型もしっかり決めて、積極的にスカートスタイルを楽しんでいる姿は評判を呼びました。

こうしてみてみると…やはり、競技のスカート着用というのは、女性たちが「強制」されるのか「自ら」好んで着用したのかってところに、ポイントがありそうですね。

まとめ

(イメージ:楽天)

話は変わりますが、今回調べていて私は初めて「ラクロスもスカートを着て競技することもある」というのを知りました。

また、テニスやバドミントンは白基調の指定もあったりするけど、卓球はボールが見えづらいので白はダメなときもある、など、各競技の違いもあるようで、調べていてなるほど~~!と思いました。

服装に関しては、まだまだ時代とともに変化していくと思います。でもその移り変わりをみていくのもとても興味深いことですね。

 

 

参考文献

AFP「バドミントン女子選手にスカート義務化か」2011/11/22 https://www.afpbb.com/articles/-/2841950

ヤフー「WTAのルール変更で、スコートから伸びる健康的な美脚は、過去のものになるのか。」2018/12/19 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/81a88a5cd0b17e924ef3cce9d6680915ebaf4db7

産経新聞「ウィンブルドンのドレスコードに「変化」 色付き下着着用緩和に女子選手から歓迎の声」2023/7/4 https://www.sankei.com/article/20230704-XYSEXLKZYVAJLO2BBE3FQ2UQ6I/

ELLE「観客も要注意!テニス4大大会(グランドスラム)の意外なルール40」2024/07/03 https://www.elle.com/jp/culture/g61228379/40-tennis-rules-240703-hns/

 

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