先日見つけたトイレマークが、コップでボールを隠すマジックを連想できる形でした。
そういえば、マジックの基本っぽいけど、あの名前は何て言うんだろう…と思ったので調べてみました!
コップからボールがこんにちは
隠れてないじゃん!
発見日:2008年10月11日
コップでボールを隠すマジックの名前は?
複数のコップでボールを隠したり表したりするマジック。これは「カップアンドボール(Cups and Balls)」と呼ばれます。
現代のマジックでは、こういった写真のような形のコップを使う事が多いようです。
このマジックは、少人数の客に至近距離で披露する「クロースアップマジック(テーブルマジック)」の一種で、定番の人気です。
マジック商品の取り扱いもあるので、興味あるかたはぜひ。
カップアンドボールの歴史は
カップアンドボールというと、最も古いマジックのうちのひとつと言えます。
古くは紀元前のエジプトの壁画の絵が、カップアンドボールに興じていると言われますが、これはカップを積み上げているような遊びだったとも言われ、真相はわかりません。
ヤフーショッピングで、このヒエログリフを刻んだカップアンドボールの商品を見つけました。
また、1450年頃にヨーロッパで描かれたヒエロニムス・ボッシュ「手品師(いかさま師)」という絵画も、カップアンドボールのような様子が描かれています。
台の上でコップとボールを使って行い、それを凝視する人…。滑稽に描かれていますよね。
起源はわからないにせよ、古くから存在したことは事実のようですね。
それから近代になり、様々な有名マジシャンによって発展しました。
そのなかでも一番有名なのがダイ・バーノン(1894~1992)です。彼はプロフェッサーと呼ばれ、マジック解説書は、現在も多くのマジシャンのバイブルとなっています。
日本にもあった?「お椀と玉」
このカップアンドボールの日本版と呼ばれるものが、日本では「お椀と玉」という演目です。
1764年に発行された手品の解説書「放下筌(ほうかせん)」には、「しな玉」として3つのお椀を伏せておいてある図が描かれています。
画像:国立国会図書館デジタルコレクションより放下筌3巻
結論!カップ&ボールのようなトイレマークは…
ちなみに前のトイレマークは胴体と頭部分は離れていますが、今回はくっついています。
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