コップでボールを隠す手品の名前ってなんていうの?歴史は?-No.236

トイレマーク ――胴体のみシンプル

先日見つけたトイレマークが、コップでボールを隠すマジックを連想できる形でした。

そういえば、マジックの基本っぽいけど、あの名前は何て言うんだろう…と思ったので調べてみました!

コップからボールがこんにちは

隠れてないじゃん!

発見場所:熊本県宇城市 飲食店
発見日:2008年10月11日
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コップでボールを隠すマジックの名前は?

複数のコップでボールを隠したり表したりするマジック。これはカップアンドボールCups and Balls)と呼ばれます。

(ヤフーショッピング)

現代のマジックでは、こういった写真のような形のコップを使う事が多いようです。

このマジックは、少人数の客に至近距離で披露する「クロースアップマジック(テーブルマジック)」の一種で、定番の人気です。

マジック商品の取り扱いもあるので、興味あるかたはぜひ。

(楽天)

 

 

カップアンドボールの歴史は

カップアンドボールというと、最も古いマジックのうちのひとつと言えます。

古くは紀元前のエジプトの壁画の絵が、カップアンドボールに興じていると言われますが、これはカップを積み上げているような遊びだったとも言われ、真相はわかりません。

ヤフーショッピングで、このヒエログリフを刻んだカップアンドボールの商品を見つけました。

また、1450年頃にヨーロッパで描かれたヒエロニムス・ボッシュ「手品師(いかさま師)」という絵画も、カップアンドボールのような様子が描かれています。

台の上でコップとボールを使って行い、それを凝視する人…。滑稽に描かれていますよね。

起源はわからないにせよ、古くから存在したことは事実のようですね。

それから近代になり、様々な有名マジシャンによって発展しました。

そのなかでも一番有名なのがダイ・バーノン(1894~1992)です。彼はプロフェッサーと呼ばれ、マジック解説書は、現在も多くのマジシャンのバイブルとなっています。

日本にもあった?「お椀と玉」

このカップアンドボールの日本版と呼ばれるものが、日本では「お椀と玉」という演目です。

1764年に発行された手品の解説書「放下筌(ほうかせん)」には、「しな玉」として3つのお椀を伏せておいてある図が描かれています。

画像:国立国会図書館デジタルコレクションより放下筌3巻

古くから今の形をしていたみたいで驚きですね~。

結論!カップ&ボールのようなトイレマークは…

トイレマーク
このトイレマークからぜんぜん違うところへ話が及びましたが、なかなか興味深い世界でした。
今はyoutubeなどでもマジック解説が見られるんですね~。見たいような見たくないような…。
トイレマークとしては、以前、No.233を紹介したときに、台形の体が珍しいなんて思いましたが、今回また台形マークに出会えて、ちょっと運命を感じました。笑。

ちなみに前のトイレマークは胴体と頭部分は離れていますが、今回はくっついています。

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