ドルマンスリーブのdolmanって何?どんな服装?‐No.811

トイレマーク ――四肢アリピクトグラム

先日見つけたトイレマークは、女性の袖ぐりがゆったりとしたタイプのものに見えました。

このスタイルの袖は、現在「ドルマンスリーブ」として浸透しています。

このドルマンスリーブとは、語源はどうやらトルコにある様子。面白そうだったので調べてみました。

どう?この袖。可愛いでしょ

ドルマンスリーブだな。

発見場所:新潟県某所
発見日:2014年7月21日
提供:Iwashi様
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ドルマンスリーブとは?


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ドルマンスリーブとは、袖ぐり(袖付け)が大きくゆったりし、袖口に向かってだんだん細くなる袖の形。

英語で「Dolman sleeve」と記述し、dolmanはもとはトルコ語で「衣」などを意味する「dolaman」からきており、sleeveは英語で袖という意味です。トルコ人が着るようなそでぐりのゆったりとした上着のイメージからきています。こんな感じですかね↓。

オスマン帝国皇帝 スルタン・アーメド・III(1703〜1730)(画像:wikipedia)

それが1870~80年代にかけて女性のおしゃれ服として定着しました。近年もまた流行していますよね。動きやすいのに、エレガントさも出せるという女性にうってつけのアイテムです。

近年は男性向けのものもありますね。カジュアルな雰囲気で素敵です!


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ドルマンという軍服もあるの?


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また、この「ドルマン」という単語は、飾りヒモが胸の全面につけられたタイプの軍服にも使われます。「ドルマンジャケット」と呼ばれ、日本語では「肋骨服」とも言います。

これは15世紀にハンガリーがトルコとの戦争時に取り入れたスタイルで、ユサール(軽騎兵)の服装としてヨーロッパ全土に定着していきました。ナポレオン戦争(1799~1815)のころのユサールは、派手な飾りヒモをつけたこのドルマンジャケットを着用し、当時の東洋趣味もあって、華やかに活躍したそう。

たまに軍服王子様のイメージなどでもこんなスタイルのものはありますよね。

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日本でも大日本帝国時代の軍服の一部はヒモのついたドルマンジャケットタイプだったようです。

このトイレマークも…ドルマンジャケットだったら面白いのにな♪と勝手に思ったりしちゃいました。

 

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