魚と花のトイレマーク!それぞれ種類は何?この組合せの理由も考察!‐No.812

トイレマーク ――人以外マーク

魚と花のトイレマークを紹介します。

僕はアユだよ

私はカタクリ

発見場所:新潟県魚沼市 小出駅
発見日:2014年8月13日
提供:Iwashi様
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市魚&市花のトイレマーク

トイレマーク

今回のトイレマークは、魚と花…。

青と赤ではありますが、何も説明なしに唐突に登場しています。

このマークをよく見ると、それぞれ絵の横にはローマ字で何やら書かれています。

男性は「Ayu Uonuma」とあります。「鮎 魚沼」だと思われます。

一方で女性は、「Katakuri Uonuma」。「カタクリ 魚沼」でしょうね。

 

えっと…、この事態は…。実はよくあるんです(笑)。こうして何も説明のなく植物が登場する場合って、大体の場合、「市花」です(笑)。

今までにあったものは埼玉県川越市の市木「カシ」と市花「ヤマブキ」。

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あと、福岡県筑紫野市の市木「ツバキ」。

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ご丁寧に今回はアユとカタクリの横に「魚沼」と書かれているので、市魚と市花を調べてみるとビンゴ、魚沼市の市魚はアユ、市花はカタクリでした。

鮎ってどんな魚?

 

このトイレマークのあった小出駅の目の前にある魚野川や破間川、佐梨川など魚沼市内の川で、時期になると捕れるアユ。清流の女王といわれます。

キュウリウオ目アユ科の魚で、川で生まれて海へ下ります。そして翌3~6月に川を遡上し、餌に石などについた藻などを食べます。秋に産卵し、大体の個体が1年で一生を終えるので「年魚」とも呼ばれますが、冬を超えるものもごく少数いるそうです。

旬は夏とされ、その香りから「香魚」とも呼ばれます。ちなみに「鮎」という字は中国や日本古来では「ナマズ」の意味だったとか。

海外では中国、朝鮮半島、台湾の一部のみですが、日本では北海道・沖縄を含む全国でとれるので、日本の国魚といっていいくらいの存在ともいわれます(実際の国魚は錦鯉)。

カタクリってどんな花?

カタクリは、ユリ科カタクリ属に属する多年草。球根がクリの片割れに似ていることからカタクリと呼ばれています。春に紫~ピンクの花を咲かせます。昔は、その球根から片栗粉がとられていましたが現在は生産性からジャガイモなどのデンプンが片栗粉として作られています。

地上に出ている期間が少なく、春先の雪解けから2か月程度地上に葉を伸ばして光合成をしますが、夏になると葉を枯らし、翌春まで球根にためた栄養で過ごしています。そのため発芽から花を咲かせるようになるまで7~8年ほどかかるのだとか。

花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」です。

春の雪解けとともに顔を出すことから雪深い魚沼市の市花に選ばれたようです。

市魚と市花以外にもマークがある?

今回、市魚と市花の組み合わせによるトイレマークでしたが、魚沼市のホームページを見てみると、同じようなイラストで市木と市鳥もありました。

ちなみに市木は「コブシ」で白色の図案。

市鳥は「ウグイス」で緑色の図案でした。

魚が図案って珍しいと思いましたが、木や鳥が白や緑だったので、色からするとやっぱり青とピンクのアユとカタクリがトイレマークには最適だったのかなあ…と思いました。

でも、実際のアユってそんな青くなくて、コブシとウグイスと同じ「白と緑」ですけどね。それでも魚=青に違和感がないという不思議な現象です。

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