今回は、規格化されたトイレマークのなかでも一番シンプルで、日本国内でもよく見るトイレマークについて説明します。
![001m](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2019/05/001m.jpg?resize=122%2C300&ssl=1)
俺の姿は特筆すべきは何もなく。のぺーっとした感じだよな。
![](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2019/05/001w-e1556896769219.jpg?resize=105%2C240&ssl=1)
私の腕がスカートの広がりと同じ角度に広がってるのが
私たちマークの特徴よ。
トイレマークの規格とは
日本で公共の場で使われているトイレマークは、3種類あります。
一つが、日本工業規格(JIS規格)のトイレマーク。↓のマークですね。
国内の規格で、女性の腰がキュッとしぼってあるのが特徴です。また、手足の先も角ばっています。
![](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2019/05/002a.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
そしてもうひとつが、AIGA規格のトイレマーク。↓のマークです。
これは「American Institute of Graphic Arts」、つまりアメリカグラフィックデザイン協会がデザインした、通称DOTピクトグラムのうちの一つです。日本でものすごく浸透しているので、アメリカのものと知ると意外ですね。
そして最後に、日本ではあまり見られないんですが、国際標準化機構(ISO規格)のトイレマークがあります。
![](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2020/04/462.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
ただ、過去のISOは違うものだったよう。女性の腰のくびれに沿うように女性の腕が肘で曲がっているのが特徴です。
![](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2019/08/097.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
これら3種類の中で、今回はAIGAのトイレマークについて解説します。
AIGAトイレマーク誕生のきっかけは?
トイレマークなどのピクトグラムが最初に考案されたのは、1964年の東京オリンピックの際の日本とよく言われています。
その詳細はこちらのページもご参照ください。
![](https://i0.wp.com/toiletmark.com/wp-content/uploads/2019/06/355.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1861d529.69975c56.1861d52a.f27ba98c/?me_id=1213473&item_id=10001200&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_gold%2Fsign-materials%2Fsign%2F032.gif%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_gold%2Fsign-materials%2Fsign%2F032.gif%3F_ex%3D400x400&s=400x400&t=pict)
そこでDOTはアメリカグラフィックデザイン協会(AIGA)と協力して、世界中のピクトグラムを見直して新たなピクトグラムの考案に乗り出しました。
AIGA(DOT)のトイレマークを考案したのは誰?
AIGAと契約したのは「Cook and Shanosky Associates」という会社のロジャー・クック氏とドン・シャノスキー氏。彼らは約1年かけて、34個のピクトグラムを制作、1974年に発表しました。
これらのなかで一番最初に考案されたベースともいうべきマークは「男性」のマークです。それまで既にDOTに存在した人間のマークを、より滑らかで装飾のない形に整えたそうです。これを、クック氏が愛するシンプルなフォントにちなんで、「ヘルベチカ・マン」と呼びました。これをもとに、様々なピクトグラムを制作したそう。
こうして、現在私たちがみるトイレマークのひとつが制定されたのです。
素材はどこから入手できる?
素材は本家本元のAIGAのサイトからダウンロードが可能です。
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