今回見つけたトイレマークは、和装ものです!
男女ともに、着物を着ています。カッコいい~!
これをよ~く見ると、今までにない和装の描かれ方なので、興味津々!どんなシチュエーションによる和装なのか、検討してみました!
祭りだわっしょい!
祭り衣装はやっぱり特徴的よね。
発見日:2023年3月
ただの着物ではない和装姿!
今回のトイレマークは、和装……だけど、ちょっと違う!
今までにも和装ものはいくつかありました。
でもそのなかでも今回、特に男性をよく見ると…
腕は着物の下に、肘から手首あたりまでもうひとつ着ているようです。インナー?またはアームバンドや手甲のような類のものでしょうか?
さらによくよく見ると、股の間にスリットが見えます。そう、ズボンのようなんですね!
そういえばよくよく見てみれば、トップスとボトムスも、分かれているみたい!ということは…着物ではなく甚平みたいなものでしょうか?
でも、甚平にしては、このトイレマーク、腕の部分とスネの部分、着物の下にも着込んでいるようなんですよねえ…。となると、「法被(はっぴ)」のほうが、下にも来ている感じが出るような。腰も帯?巻きますし。
……となると、やっぱり具体的な祭りをイメージしているのではないかなあ…。と思い当たるのでした。
実は、ヒントは他のところにも表れていたのです…。
「妙見祭」を意識…?
そもそも今回のトイレマーク、実は「ドン・キホーテ」にあったものなんです。そう、驚安の殿堂ですよ。
なぜにドン・キホーテで和柄…?コスプレで売っている和装…?とか、観光で来る外国人を意識したのか…?とも思い、ドンキと和柄の組合せを調べてみたんですがよくわからず。
しかし、マーク自体をよく見ると…
これは男女それぞれの入口にあった等身大のもの。
トイレ手前の天井から吊り下げられていたのはこんな感じ↓。
ともに、トイレマークが六角形の「亀甲型」のなかにそれぞれ男性・身障者・女性のマークが描かれていたんですね~。さらに、その背景は波を図案化した「青海波」模様。
これに、八代近隣在住の私は思い当たるところがあったんです。
それが、「八代妙見祭」。
イメージ:キロクマ(https://kumamoto.photo/archives/)さんよりの写真
上の写真の出し物は「亀蛇(きだ)」という伝説の生き物。妙見神社にまつられている妙見神は北極星ですが、中国の言い伝えでは北の守り神が、亀と蛇の合体した玄武です。妙見神は、中国からこの亀蛇に乗り、海を越えてやってきたという言い伝えがあるそうです。この亀蛇は地元ではガメと呼ばれています。
このトイレマークの亀甲型は、これを意識しているのでは…と思います。
よくよく見れば↑の写真の担ぎ手のズボンも亀甲柄ですね(!)
そして、妙見祭では神輿などとともにはっぴも着ます。
イメージ:キロクマ(https://kumamoto.photo/archives/)さんよりの写真
この写真のはっぴ姿はちょっと違うけれど、ももひきとか、あと手は手甲とかつけたイメージのトイレマークなんじゃないのかな?なんて思います。
一方で、女性マークですが…
妙見祭関連に女性がこの姿で登場するようなシーンはよくわからず。
この妙見祭、昔は男性中心のお祭りみたいだったみたいで、わずかに登場する女性の祭り写真を見ましたが、この姿ではなかったです。
このマーク、着物姿ですがお団子頭といい、ちょっと現代チックな感じもするので、男性のはっぴ姿に対してわかりやすいよう現代アレンジを加えた女性像なのかもしれません。
ご当地意識かもしれないドン・キホーテ
今回のトイレマーク、全国的に有名なチェーン店舗でしたが、地元意識しているのかな?(想像ですが)と思えて、ちょっと嬉しいものでした!
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