先日、東京住まいの弟に高円寺のトイレマークの写真をもらいました。
その形がまさに阿波踊りで、九州住まいの私にとっては、「東京で阿波って…?」と、とっても不思議だったので、そのいきさつなどを調べてみました。
えらやっちゃえらやっちゃヨイヨイヨイ♪
トイレマークにまでシンボル化!
発見日:2008年10月4日
提供:KT様
阿波踊りとは
笑い鬼さんによる写真ACからの写真
阿波踊りとは、阿波国(徳島県)を発祥とする盆踊りの一つです。
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」というフレーズの「よしこの」で知られます。また、単に「ヤットサー ヤットサー」と掛け声を挙げることもあります。
この踊りの起源は明らかになっていませんが、徳島藩が成立して以降、盛んになったと言われ、昭和初期に「阿波踊り」の名がつくようになったと言われています。
また、踊りのグループである「連」によって、踊りの趣向が変わってきます。
東京で行われるようになったいきさつは?
とちぎさんによる写真ACからの写真
現在、東京で行われる阿波踊りイベントは、50近くあるとされます。
そのなかでも一番有名なのが、「東京高円寺阿波おどり」です。冒頭で紹介したトイレマークの場所ですね。
その高円寺で阿波踊りを始めるきっかけとなったのが、町おこしだったのです。
昭和32年、現在のパル商店街青年部が、氷川神社の例大祭に併せて始めたものでした。当時は隣町の阿佐ヶ谷七夕祭りに対抗して、阿波踊りに似た動きをする「高円寺ばか踊り」から始めたものの、やがて徳島出身の人に指導を受ける形で発展、昭和38年には「東京高円寺阿波おどり」に改称しました。
現在は本場徳島の阿波踊りの連も多数参加し、120万人の人出を誇るなど東京を代表するまつりとなっています。
阿波おどりトイレマークは…
そんな高円寺駅前の公衆トイレに設置されたのが、この阿波おどりのトイレマークです。
JR駅前なのでこのトイレは杉並区あるいはJRが設置したものだと思いますが、そんな公的機関がこのトイレマークを採用するとは、もう意識的にかなり重要なイベントなんですね。
人を呼び込むために始めたおどりが、もうすでに60年近く行われているなんて、スゴイですね。これが当初のばか踊りのままだったなら、こうはいかなかったと思います。まつりのために商店街の人が色々と整備して来たことで、盛り上がることとなっているのでしょう。その誇りを込めた、トイレマークになっているのだと思います。
ほかにも踊りトイレマークがある?
広島県のやっさ踊りのトイレマークを見つけました!やはり踊りのポーズは陽気な雰囲気ですね。
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