ラッパーの人が帽子の下にかぶる布の名前は?目的も解説!‐No.247

トイレマーク ――その他アート

先日見つけたトイレマークは、まるでラッパーの方々がされるように、帽子の下にもうひとつ何かをかぶっているような雰囲気でした。

そういえば、HIP-HOPやR&B、ダンサーなどのファッションは、帽子の下にバンダナであったりニットのようなものをかぶっていたりしますよね。あれは単なるファッションなのでしょうか?調べてみると、興味深いことがわかったので紹介します。

どう?俺

クールだろ?

私は普通ですけどね

発見場所:福岡市博多区 ガソリンスタンド
発見日:2008年10月18日
スポンサーリンク

ラッパーファッションといえば

ラッパーのファッションというと、日本ではB系と呼ばれるダボッとしたサイズの大きい服やアクセサリーのジャラジャラとしたファッションを思い浮かべますね。

帽子のかぶり方も、キャップやハットの帽子の下にもうひとつバンダナや薄い水泳帽のようなものを使ったり…。

この帽子、日本ではラッパーやダンサー界隈くらいしか見かけませんが、一体どんなものなのでしょう。

 

一時期、黒人演歌歌手として話題となったジェロもこういったスタイルでしたね。

この水泳帽のようなピタッとした帽子について今回はクローズアップしようと思います。

水泳帽のようなものの名前は?

 

帽子の下にかぶったり、これ単体でかぶったりするこの薄手の帽子、これは名前を「DU-RAG(ドゥーラグ)」と言うそうです。

古くはアメリカの女性労働者が着用していたそうですが、1960年代のブラックムーブメントでアフリカ系アメリカンのファッションとして広く浸透し、男女問わず着用するようになりました。

近年にはギャング文化として禁止される場所が出てきたりしているものの、依然として人気があります。

かぶる理由は?

このドゥーラグをかぶる理由は、どうやら、単なるオシャレだけではないようです。

様々な理由が挙げられています。

1.ウェーブをうまく出すため

ひとつは、黒人さん特有のチリチリした髪を短髪にしたときに、波打つような模様を出す「360waves(360ウェーブス)」を作るためと言います。専用の櫛で念入りにブラッシングしたあと、このドゥーラグをある一定のやりかたで巻くと、美しい波の型ができるそうです。

↓こんな髪型ですね。

Waves (hairstyle) - Wikipedia

すごく手の混んでますね。

2.コーンロウなどの持ちをよくするため

編み込みヘアのコーンロウは、一度するのも大変なので長持ちもさせたいところです。そのためにDU-RAGを寝るときなどにかぶったりするそう。

3.お気に入りの帽子を保護するため

B系の人々の好む「NEW ERA(ニューエラ)」の帽子はその昔、割と高いので、大事にかぶっていました。そのため、汚れないようにするためにも自分の頭にはドゥーラグを巻いていたそうです。

4.オシャレのため

様々なHIP-HOPアーティストの間で、ファッションとして用いられるようになりました。上に帽子をかぶらずとも単体でかぶることも増えています。

 

ドゥーラグまとめ

ひとつのトイレマークから色々調べてみましたが、なかなか興味深いことがわかりました。意外にも実用的なものだったのですね。

まあ、このトイレマークの頭部は、ただの髪型や帽子の影である可能性の方が高いですけれども、私には、ドゥーラグに見えました。

女性も体格がいいので、アフリカン・アメリカンや白人さんと想像することもできます。

トイレマークから色々と想像するのも楽しいですよ。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました