有料の公衆トイレについて考察します。
有料トイレなら安心!
ヨーロッパでは小銭の持ち歩きが必須よ!
発見日:2011年4月
提供:KT様
ヨーロッパでは公衆トイレが有料?
今回のトイレマークは、管理人の弟がデンマークに行ったときに撮影したものです!
↓こんな感じで、地下に降りたところにある公衆トイレだったそう。
ちなみに使用は有料です。
このデンマークのほかにも、イギリス・フランス・ドイツ・イタリアなど、ヨーロッパの国々はほとんど公衆トイレは有料なのだそう。
ちなみにフランスの「サニゼット」と呼ばれる公衆トイレ(現在は無料)も、2006年以前は有料でした。フランスの公衆トイレ事情についてはこちらもご覧ください↓。
有料の理由は?
PhotoNetworkさんによる写真ACからの写真
有料のトイレに関しては、複数の理由があります。
1.維持費の徴収
トイレの維持には、水道費・トイレットペーパーの備品代・清掃費など費用がかかります。それを補うために有料にしています。
2.衛生面の確保
有料にして管理者を設置したことで、利用者・管理者双方の衛生面の意識を向上させるという面があります。わざわざお金を払ってまで汚いトイレを使いたくないですもんね。また、ホームレスが居つくことを防ぐという面もあります。
3.安全の確保
公衆トイレは個室という性格上、犯罪の危険性があります。変質者が容易に入ってくるのを防ぐほか、備品の盗難を防ぐために入口に係員を配置したりして料金を徴収したり、チップ制にしたりしています。
日本にも有料トイレはあるの?
日本にも有料トイレはあります!
代表的なもので、秋葉原の駅前にある「オアシス@akiba」。利用料金は100円です(ただし障害者および小学生以下は無料)。
JR東京駅の「キッチンストリート」内のトイレは、店舗利用の人は店舗でコインをもらえますが、一般の人は100円の有料となります。
また、東京メトロ池袋駅など、いくつかあるようです。
しかし日本では近年、かなりの確率で導入後、廃止となっています。その大きな理由が、「周りの無料トイレと差がなくなったから」。
現在日本で残っている有料トイレは、用途が明確なものが多いです。
ひとつは、トイレというより女性用の豪華パウダールームがメインになっているもの。これは90年代頃から各地の駅やファッションビルなどでできたものが多く、JR横浜やJR大阪駅、阪急梅田駅のものがそう。1時間300円など割高なものの、化粧品やドライヤーなどが自由に使えるのが魅力です。しかし、数年で廃止になっているところも多いそう。
あとは、環境保護のため。富士山や尾瀬、軽井沢などでは、場所柄、下水処理が大変です。そのため環境保護の観点から料金を徴収しているそうです。
廃止になった有料トイレたち…
前述のとおり、「周りの無料トイレと差がなくなったから」ということで、有料制を廃止にする流れの日本のトイレ。
ということは裏を返せば、日本も、昔の公衆トイレは、汚く臭く、危なかったんです。
日本で有料トイレが設置されたはじまりの一つとされているのが、1960年代、国鉄時代の新宿駅と奈良の東大寺前に設置されたものです。これはそれぞれ、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博を機に外国人客を意識して、ワンランク上トイレを整備したものでした。
しかしその後、マナーと設備の向上により、無料の公衆トイレもどこもとても綺麗になりました。無料でも掃除が徹底されていて、とても清潔。また、高級感が漂う内装が増えています。そのため、改装などのタイミングで前述の東大寺前やJR新宿駅、また、JR東京駅、品川駅、横浜駅などにあった有料トイレは、2000年代以降に廃止になっています。
トイレマークを注目すると…
とりあえず、このトイレマークをよく見ると、形はAIGAのものに似ています。
しかし、首はくっついていますね。加工上の理由かな?男女ともに金ピカですが、周囲に溶け込むように控えめでカッコいいですね。
有料トイレまとめ!
この日本での有料トイレについて調べていて、聞いたことのあるキーワードが出てきました。「1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博」です。
これは、トイレマークの誕生に深くかかわっているイベントです。
1964年の東京オリンピックでトイレマークが生まれるきっかけとなり、1970年の大阪万博で、トイレマークが世界に広がるきっかけとなったとされます。
詳しくはコチラ!
日本のトイレは、この2イベントにだいぶ関わっているんだなあ…と、感慨深い思いでした。
参考文献
公衆トイレの有料化の可能性と課題に関する研究 日本建築学会 計画系論文集 第79巻 第704号 https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/79/704/79_2127/_pdf
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