男性の礼装用スパッツとは?いつの時代に誰が着用していたの?‐No.829

トイレマーク ――その他アート

先日見つけたトイレマークは、男性の足に白いカバーのようなものが付けてありました。

これは、19~20世紀の一時期に男性の礼装として使用されていたようですが、現在では使われなくなっています。

気になったので調べてみました。

 

男の身だしなみだ

スパッツが?

発見場所:熊本市中央区 飲食店
発見日:2016年6月17日
提供:MO様
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男性の礼装用スパッツとは?

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スパッツは男性が着用した甲と足首を覆うアクセサリー。もとはスパッターダッシーズ(spatterdashes)と呼ばれる泥除けのための脚絆でしたが、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ジェントルマンのファッションアイテムとして広がり、スパッツ(spats)と略して呼ばれるようになりました。白やグレーの淡いものが粋とされ、たいていはモーニングコートの足許に組み合わせており、のちにフロックコートにも合わせるようになりました。

Wikipedia(spats)より1912年にスパッツを着た役者Claude Rains。

日本語では半ゲートルとか半脚絆とも訳されます。

1923年にはイギリス国王ジョージ五世もスパッツを着用した姿がみられますが、1920年代をピークに、次第に使われなくなっていきました。

作品としては俳優でダンサーのフレッド・アステアのミュージカル映画などでも着用している姿を見ることができます。


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また、マイケルジャクソンの「スムーズクリミナル」でも、マイケルがスパッツをはいた姿をみることができます。マイケルが斜めになる有名なダンス「ゼログラビティ」のアレです↓。

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この本来のスパッツってすっごくマイナーなアイテムなので、それが逆に萌えどころですね!何だろう?色気を感じます…。

日本でいうスパッツとは?

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そもそも、日本で「スパッツ」といえば、上記の画像のような、ピタっとした服を思いますよね。実はこれは、日本のみで、単語が輸入された際に間違って認識してしまった、ということのよう。日本語のスパッツに相当する単語は、「レギンス(leggings)」なのだとか。そういえば、最近スパッツのことをやたらレギンスというな…なんて思ったのは、国内で間違いを正していく過程だったもよう(笑)。

結論!このトイレマークは…

…ということでこのトイレマークは、スパッツが全盛期だった1920年代頃なのかな~?と思います。こんな細かいところまで描写しているとは、面白いトイレマークです。

一方で女性は、よくは見えませんが、何か網状のものを小脇に抱えているようにも見えます…。

それこそ映画とか何か特定のものをオマージュにしているトイレマークなのかもしれません。

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