ピングーのような…そうでないような…何とも言えないトイレマークを見つけました。
僕はピングーだとは思うけれども…
私みたいなキャラが見当たらないのよねえ
発見日:2022年5月5日
ピングーなのか?微妙なトイレマーク
今回見つけたトイレマークは、道すがらの店のトイレにありました。
ちょっと遠目で撮影したので画像が粗く申し訳ないのですが…。粘土アニメの「ピングー」のような形。
看板のペンギンはお腹の白いところまで黒くなっていますが、ピングー現物をみると、腹の白と黒の部分の間に黄色いラインが入っています。看板のほうにも一筋のラインが入っているところから、これはこの黄色いラインの部分と考えると、ここに描かれているのはピングーじゃないか…と推測することができます。
ただ、一方で注目したいのが、女性キャラです。
ピングーの女キャラは、一番出てくるキャラでいうと、ピンガという「妹」がよく出てきます。しかしピンガは女というよりは「赤ちゃんまたは幼児」。性別はあまり意識されない気がします。
このほかに女の子キャラは「ピンギ」というお友達がいるのですが、彼女の注目すべきは頭に花がないこと。
ピンギのチャームポイントは、まつ毛があることなんです。
ただ使える画像が見当たらず…
代りに小さいですがママの画像↓
そう考えると、花を載せてないからピングーキャラではないのかな?とも思いますが…。ピングーによく似た違うものなのかもしれません。
まつ毛は女の特徴なのか?
いずれにしても、これがピングーならば興味深いポイントがあります。
それは、まつ毛じゃ「女の子の特徴」としては弱いということなのか?ということ。
ピングーの作者はスイス出身のオットマー・グットマン氏ですが、ピングーの話のなかでは女の子の特徴としてまつ毛をつけているんですよね。現にピングーのママもまつ毛がついています。
しかし、今回のトイレマークではまつ毛ではなく頭に花という表現が女を表すアイテムとして選ばれています。まつ毛だけだとやはり判別は難しいのでしょうか。
過去のトイレマークを振り返ってみると、女性のみまつ毛が描かれたものはいくつもあります。
でもこれらは、髪型や服装も含めた全体的な服飾で女性を描いているといえます。まつ毛はその補助程度でしょうか。
しかしなかには、思い切って輪郭とまつ毛の表現にとどめているものもありました!
↓
これはかなりチャレンジした表現ですよね。
青とピンクに色分けしてあるにしても、横顔の輪郭だけですが何となく男女がわかる気がします。しかしかといって見比べても、具体的に輪郭のどの部分が男女で大きくことなるかは挙げづらいです。
そう考えると、人間って、微妙な輪郭の差から男女を読み取ることができるんだなあ…と感心しちゃうのでした。
…とまあ、まつ毛について考察してきましたが、トイレマークに関して言えば、遠目からだとまつ毛の有無は分かりづらく、花の有無のほうが判別できるからかも…というのはありますけどね。
輪郭やまつ毛の差だけだとしっかり見比べないといけないし、トイレのような緊急を要するところでは、すぐに判別できるよう、アイテムをたくさん盛ることに越したことはない、というところではありますよね。
赤と青をもう一度置きにいっている
最後に、このトイレマークの素敵なところは、「化粧室」横の青と赤に隣り合ってたたずむ四角です。これは…「トイレマーク」と言っていいものなのかは、判断の難しいところ。しかし、青と赤だけでトイレを表すようになっているところは、非常に面白いです。
まあ…そのレトリックでいくと、私なぞはフランス国旗なんかもトイレマークに見えてきちゃう。白は背景としての色ね。
あと、「化粧室」の古そうな書体も素敵です。昭和の看板って、この書体はこんなのが多かったですよね。私の中学校なんかはこの書体で「理科室」「職員室」とかって表示があったので、懐かしく思います。
その点でいくと、昭和平成はじめ頃は学校の校舎にはトイレマークなんてものはなく、「男子便所」「女子便所」の文字表記だけでしたよね…。今は我が子の学校に行っても、スポーツ遠征などで他校に行かせてもらっても、トイレにはトイレマークが据えられていて、個人的には浮かれている一方で、女子マークがツインテールだったりミニスカートだったり具体的なアイテムで表現されているのを見ると、そのイメージを植え付けていいものか?とモヤモヤしちゃいます。う~むイメージって、本当に難しいですよね。
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