今回のトイレマークは、店のオリジナルキャラクターのトイレマーク。興味深いことに、男女とも青がベースなんです。ご紹介します。
鳥のキャラだよ。
私はスカートをはいてるの
発見日:2023年9月17日
店オリジナルキャラクターのトイレマーク!
今回のトイレマークは、ベトナムで訪れた、ハノイは西湖のほとりにあるレストランで見つけたもの。
フランス人がマネジャー、日本人がオーナーシェフを務めるそうで、和・洋・中が楽しめる人気のお店です。
店のキャラクターは、このシルエットの鳥の男の子だけはお店のメニューなどで見かけました。実際のキャラはシルエットだけではなくちゃんと目鼻がちゃんとある造形でしたよ。
青と水色の同系色トイレマーク
そして今回、何といっても興味深いのが、男性が青で、女性が水色になっているところです。この色分けは今までありません。大体が「男性は黒~青、女性は赤~ピンク」でした。
そんななかでも珍しい色の組み合わせとして今までにあったのは…
青と紫
青と茶色
緑とオレンジ
みたいな、「男性は黒~青、女性は赤~ピンク」がやはり前提にあり、どちらかはその色分けを遵守したうえで、もう片方がそれに近い色になっている、という具合のものでした。
それにはやはり、男女の色が明確に異なっており、今回みたいに男女同系色は、なかなか見られなかったです。
ただし、男女が同系色と言えそうで言えないような微妙な色分けが過去に一パターンだけありました。
それが緑と黄色…(しかもどちらもイチョウがベース)
これに関しては、葉の形も▲と▼に近く、トイレマークとしての判断材料にはなりうると思うので、緑と黄色だけどトイレマークにしやすかったのだとは思います。なので、このイチョウマークに関してはそんなに冒険はしていないかも。
なぜ男女ともに「青」?
ということで今回、「青」の濃淡で男女が決まるというのは、面白いですよね。
何度も言いますが、「男性が青、女性が赤」というのは、私が調べてみても「何となく」としか出てこない、起源がよくわからない色分けではあります。色んな説はあるみたいですけどね。
日本においては、古代から女性は赤い袴「緋袴」をはきがちだったり、男性の正装は黒~青が多かったりするのでなんとなくはあったのかもしれません。しかし西洋に目をやると、中世、青は処女性を象徴する色でマリア像などに好んで用いられていた色であったりしました。一方でナポレオンなどの男性英雄は赤をまとってたりしてますし。
詳しくはコチラの記事もどうぞ
そして、ベトナム的にはどうかと思ってみてみると、Wikipediaのアオザイのページには、
女性用のクワンは、かつては日常着の青、未婚女性用の白、既婚女性用の黒であったが、現在はさまざまな色がある。
という記述がありました。
クワンはアオザイとセットで着る下のズボンのことです。詳しく調べようと思いましたが、これ以上はよくはわかりませんでした。これが事実ならば、青が女性寄りの色として興味深いですけれども…でもこれだと青白黒とまだ3種あるからですね…。
……ということで、結論的にはよくはわかりませんでした。スミマセン。でも、ベトナムの日本人オーナーシェフのフランス人マネジャーの店で、この男女の色の取り合わせは興味深いものでした。
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