今回私は久々に博多に出たところ、新設の駅で新しいトイレマークを見つけました!
なんと便器で用を足す姿のトイレマークです。
公共施設でこのトイレマークというのは色々と検討を重ねたうえなのだと思います。こういう挑戦は素晴らしいですね。ではよく見てみましょう。
ちょっとのけぞっているのがいいだろ
私も力む感じね。
発見日:2023年10月22日
用を足す姿のトイレマーク
今回のトイレマークは、福岡市地下鉄の七隈線延伸によって新設された駅「櫛田神社前駅」に登場したトイレマーク。
男女それぞれの入口に、男性は青、女性は赤の背景に程よい大きさでしるされています。
公共施設といえば、一般的なAIGAやJISのトイレマークをよく見ますが…、
今回はオリジナルかな?
トイレマークは男女の立像のみが多いですが、今回のものは便器も登場し、ちょうど用を足している最中を描いたものになります。う~ん、意欲的。
このような姿は今までにもいくつかありました。
今回と一番近いのは、男女同じようにそれぞれ描かれたものですね。
このタイプは「小便小僧」のように、子どものシルエットになっているのが多く見られます。
大人がこの姿をするとリアルだからですかね?男はまだしも、女性は横に立っているだけだったりするものもあります。
なかには、男女ともに大便の様子を描いたものもありました。これは珍しく、男性が和式トイレで大便をしている姿です。
ハッとする人もいるのではないでしょうか。
そう、男性のトイレって、立って小便をするだけではないんですよね。男性も、座って用を足すこともあるんです。
このことに関して過去ひと悶着あったのが、大府市のトイレマークでした…。懐かしい。
男女ともに座らせたものが過去にあった
時は2000年頃、愛知県大府市の市庁舎で、男は青でズボン、女は赤でスカート、のような既存のイメージに一石投じたトイレマークが登場しました。
男女同じ色と形のトイレマークです。
このトイレマークは、世論を巻き込んで騒動が起こりました。
結局は、わかりづらいことからJISトイレマークに変わっていったんですけれども、この騒動はトイレマークの存在意義について改めて考えるきっかけにもなりました。ジェンダーとか、既存のイメージへの問題提起とか、いろいろと問題はあるんでしょうけども。そしてそれは、現在へとつながる問題でもありますけども。
同じじゃ、図示している意味がないんですよね…。
詳しく知りたい方は以下のページもご覧ください。(もう20年も前なのか…)
利用するすべての男性を表しているわけではないが。
まあでもね、今回の男性マークは、男性すべてが小便を立ってするわけでもなく座ってする方もいるし、また、小便ではなく大便で利用する人もいるだろうし、っていうところはあるんですよね。
その問題はあるけれども今回あえてのこのスタイルにしたのは、このスタイルがやっぱり、「男性ならでは」であるからかな?ってのは思うんですよね。
大多数に合わせて少数派はどうするの?ってのもあるとは思いますが、皆にあてはまるようにすると、前述のような「男女同じ姿」になっちゃう。そうなると、一瞬で区別をつけなければならない場面においては、結構不便。
ホラ、トイレって緊急を要して駆け込む人も多いからですね。遠くからでもすぐわかるようにしないと。
男女同じにするのではなく、男らしさ・女らしさを認めあうということが、肝要なのではないでしょうか。
素晴らしいこの姿勢
それにしても、このトイレマークの人物は、腕や鼻など描かれていませんが、一目で横に向いているとわかる素晴らしいデザインですね。
何といっても、この姿勢でしょうね。
特に男性は、ちょっとのけぞっているのがわかります。
一方で女性は少し前かがみで力んでます。でも、両足は揃えてそうな、上品に見える姿です。いや~デザインの力、スゴイ。
バリアフリートイレもデザインあったよ
そうそう、男女の真ん中にはバリアフリートイレもありました。
こっちは、女性と違ってゆったりと座っている様子でした(便座じゃないけど)。
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