焼き物のトイレマークを紹介します。
肌ツヤがいいぞよ
かわいいでしょ
発見場所:佐賀県伊万里市 大川内山
発見日:2009年4月19日
提供:N様
発見日:2009年4月19日
提供:N様
タイルのトイレマーク
今回のトイレマークは、焼き物の町・佐賀県伊万里市のものです。おそらくタイルでできていて、場所から推測するに伊万里焼かな?なんて思うのですが、はっきりとはわかりません。
通常の四角のタイルのなかに、この人型のタイルがはめ込まれています。人型とは珍しいですね。おかげで周りの四角タイルは、切って調整しているようです。
トイレマークをあとで貼り付けるということはあっても、壁に直接入れ込むものはあまりありません。
さすが、焼き物の町ですね。見応えあります。
服装も異国文化を感じる
このトイレマークは格好も興味深いです。お内裏様とお雛様のようなアイテムは持ってはいますが、服装、とくに足元を見ると、中国・朝鮮の影響も感じます。
なんてったって、袴ではないからですね。日本なら十二単ならもっと広がって描かれるだろうし、小袖姿ならストンと裾は下に落ちているところだと思います。それが、男女ともに裾が広がっているスカート状の服装は、中国・朝鮮などで見られる服装のような気がします。
こんな感じですね。
それは、白磁の製法が朝鮮からこの地に渡ってきた李参平によりもたらされたということや、絵付けは中国の景徳鎮の磁器を参考にしたと言われるところからかな?と思ったりします。
瞳はキラキラ?
このタイル、面白いのが瞳はまつ毛生えてキラキラの少女マンガのようです。
女性だけでなく、男性もキラキラです。
口元も赤です。
この表情のおかげで、かしこまった感がまったくない、親しみやすささえ漂うトイレマークです。
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