民芸調のトイレマークについて紹介します。
子守歌は私が主人公だけど
男の僕も無理矢理参加。
発見場所:熊本県五木村 お土産店「五木久領庵」
発見日:2012年5月20日
発見日:2012年5月20日
五木の子守歌モチーフのトイレマーク!
今回のトイレマークは、五木村にあったもの。
戦後に「五木の子守唄」としてもヒットした歌をモチーフにしてあります。
内容としては、貧しい家の娘が「子守奉公」として、預けられたことにたいする悲哀の歌です。
「おどんがうっ死んだちゅうて誰が泣いてくりょか うらの松山 蝉が鳴く」など、なかなか恨み節が続きますが…。全部聞くと正直しんどいです。
この子守唄は当然のことですが、女の子がメイン。そこに無理矢理、男性を入れていますね。男性は斧を持っているので、木こりでしょうか。
木こりも、辛そうな仕事です。
日本が貧しかった時代の在りし日の姿です。
トイレマークはきらびやかな服装が多いので、こういったマークは希少です。でも、こういった姿もなければならないと思います。
「お手洗」の文字も秀逸
また、このトイレマークは、お手洗の文字も、民芸調でカッコいいです。
浮彫というか、文字のふちを彫刻刀で削ってある様子が見えます。素朴な感じがしていいですね。
とうふのみそ漬け、おいしいよ…。
なんだか忘れ去られた日本の姿を描きだしたトイレマークに、複雑な気持ちにさせられちゃったので、同じ熊本県民としてここでプラス面のことも述べときます!この五木村は、山深い土地ならではの滋味豊かな食も魅力です。
特に、名物の「とうふの味噌漬け」は、一食の価値ありです!豆腐がリアルにチーズのような味わいになります。五木村じゃないですが熊本に嫁に来てから、義母に作り方を教わって実は私もたまに作ります。酒のアテにもってこいです。もっと全国で食べられるべき珍味だと思います。
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