土偶のトイレマークを紹介します。
なんでアナタ、そんなしょげてるの?
はあー女子は元気だなあ~。
発見日:2020年11月
提供:KT様
土偶をイメージしたトイレマーク!
今回のトイレマークは、THE・土偶の形をしています。
それもそのはず、このトイレマークがあったのは青森県の三内丸山遺跡です。
写真AC
三内丸山遺跡は、縄文時代前期~中期まで、約1,500年にわたって存在した集落のあと。この遺跡では、「板状土偶」と呼ばれる、平べったい土偶など多数の物が発見されています。
このトイレマークの元になっていると思われる土偶は、全長32㎝で国内最大級のものです。下↓の画像はお土産用のレプリカですが、ちょうどこんな具合。
耳には穴が開いているのがわかるりますが、さらに興味深いのが口の穴は、股の部分に開いた穴とつながっているんだとか。なんだかすごく意味が込められていそう。また、頭部と胴体部分は別々に90m離れたところから発見されており、それにも何やら儀式や意図があったとされています。
土偶の性別は?
実は、国内で発見されている土偶の大半が、胸やお尻を強調してあることから、女性をかたどっているとされているそうです。それには豊穣・多産の願いが込められているとか。
そして今回の板状土偶も、目立つ胸があることから、女性とみられているそう。
トイレマークを見ると…アイテムを付け加えた?
…て、アレ?今回、そのままの土偶が女とみられているのだとすると…このトイレマーク、ちょっと齟齬が生じます。
だって、男性マークは割と発掘された土偶そのままの形ですが…
女性マークはさらに、ロングの髪の毛と、スカートを追加しています!
えっと…。男性の方に男性アイテムを足すのではなく、女性側にアイテム強化???発掘土偶を男性側に引き入れています。
現代風に男女を考えると、そっか…。男性はナチュラルボーン姿でも、やっぱ女性には髪の毛とスカートは必須なのかなあ…と、しみじみ思ったりしました。
まあ、正直、私もこの姿は男性かと思っちゃいましたけど。
あ、あと、トイレマークでの男性は目は伏せていますが、女性は微笑んでいますね。ちょっと違いをつけていますね。
出た!「LADIE’S」!!
そして、今回の男女の英語表記ですが、あーまたやっちゃってます。
「女性たちの」という表記は、「LADIES ’」です。「LADIE’S」ではありません。アポストロフィの位置が違いますよ~。これはよくあるミス。
複数形とか「~のもの」という「~’s」という表現がごっちゃになっていて、今までにもこういうミス表現がありました…。
↓コレは女性表現は今回と同じミス、男性は’Sなし表記
↓コレは男性が「’s」表記だけど女性は複数形のみ
↓男性のみ複数形で女性は単数形「LADY」のまま
「メンズ」「レディース」という日本語的表現が浸透しすぎて、綴りや使うシーンがあいまいのままという状況でしょうか。
ほかに遺跡のトイレマークは…
佐賀県の吉野ケ里遺跡でも、オリジナルトイレマークでした!
これも、女性の服装をみるとちょっと今風のエッセンス加えています。こう見ると、服装って、やっぱり文化で違ってくるので昔の姿をトイレマークにするのって、難しいよう。そうなると、トイレマークってやはり現代の文化常識というのがいるみたい。
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